EucalyptusAdministratorGuide_v1.5.2 Eucalyptus トラブルシューティング (1.5.2) †Eucalyptus クラウドの管理者は、予想外の動作が怒ったときには、まず既知のバグのページを確認するようにしてください。 以下の説明では、Eucalyptus チームが配布している euca2ools というコマンドライン・ツールを用います。インストールがまだであれば、これから作業をしてください。 1. 再起動 †Eucalyptus のコンポーネントは、init スクリプトを使って、いつでも 'restart'(再起動)することができます。 /etc/init.d/eucalyptus-cloud restart /etc/init.d/eucalyptus-cc restart /etc/init.d/eucalyptus-nc restart クラスタ・コントローラやノード・コントローラ上で、設定ファイル $EUCALYPTUS/etc/eucalyptus/eucalyptus.conf の変更を行った後は、設定を反映させるために、一時的にサービスを'stop'(停止)した後 'start'(起動)する必要があります。 /etc/init.d/eucalyptus-cc stop /etc/init.d/eucalyptus-cc start /etc/init.d/eucalyptus-nc stop /etc/init.d/eucalyptus-nc start '警告':Eucalyptus の設定を eucalyptus.conf で大幅に変更する場合(ネットワーク、ハイパーバイザー等)は、設定を適用する前に、現在動作している仮想マシンすべてを停止させておく必要があります。更に、SYSTEM モード以外のネットワーク・モードで動作させている場合、現在の仮想マシンが動作しているネットワークの接続は、クラスタ・コントローラ(CC)が稼働している間だけですので、注意してください。 クラスタ・コントローラ(CC)として稼働しているマシンが故障するか、あるいは再起動してしまいますと、仮想マシンはネットワークの接続ができなくなります。 管理者は設定変更を反映させるため、稼働中の仮想マシン・インスタンスを停止する必要がある場合、クライアント・ツールを使って、すべてのインスタンスを終了することもできます。あるいは、管理者はすべての Eucalyptus コンポーネントを手動で停止させることもできます。Xen のノード上で稼働している、全インスタンスを停止するには、'xm shutdown' か 'xm desotoy' を実行します。設定を反映したクリーンな状態に復帰するには、手動で Eucalyptus コンポーネントを起動してください。 2. 診断 †リソースの組み込みと発見 †なぜか Eucalyptus が正常に動作しない場合、確実な第一歩は(ドキュメントを読みながら、忠実にインストール・設定・ネットワークを行った後)、クラウドが確実に動作していることを確認することです。その際、すべてのコンポーネントがきちんと通信できるかどうかや、インスタンスを実行可能なリソースがあるかどうか、確認してください。Eucalyptus をセットアップして設定した後は、管理者による証明書の組み込みが正常に行われているかどうかは、クラウドで'status'コマンドを実行して確認できます。 euca-describe-availability-zones verbose そうすると、次のような結果が表示されるでしょう。 AVAILABILITYZONE cluster <hostname of your front-end> AVAILABILITYZONE |- vm types free / max cpu ram disk AVAILABILITYZONE |- m1.small 0128 / 0128 1 128 10 AVAILABILITYZONE |- c1.medium 0128 / 0128 1 256 10 AVAILABILITYZONE |- m1.large 0064 / 0064 2 512 10 AVAILABILITYZONE |- m1.xlarge 0064 / 0064 2 1024 20 AVAILABILITYZONE |- c1.xlarge 0032 / 0032 4 2048 20 AVAILABILITYZONE |- <node-hostname-a> certs[cc=true,nc=true] @ Sun Jan 04 15:13:30 PST 2009 AVAILABILITYZONE |- <node-hostname-b> certs[cc=true,nc=true] @ Sun Jan 04 15:13:30 PST 2009 AVAILABILITYZONE |- <node-hostname-c> certs[cc=true,nc=true] @ Sun Jan 04 15:13:30 PST 2009 AVAILABILITYZONE |- <node-hostname-d> certs[cc=true,nc=true] @ Sun Jan 04 15:13:30 PST 2009 AVAILABILITYZONE |- <node-hostname-e> certs[cc=true,nc=true] @ Sun Jan 04 15:13:30 PST 2009 AVAILABILITYZONE |- <node-hostname-f> certs[cc=true,nc=true] @ Sun Jan 04 15:13:30 PST 2009 ... 次に管理者は、Eucalyptus のログファイルを参照しなくてはいけません。Eucalyptus コンポーネントを動作させている各々のマシン上で、ログは次の場所にあります。 $EUCALYPTUS/var/log/eucalyptus/ フロント・エンド上のクラウド・コントローラ(CLC)のログは、主に 'cloud-output.log' と 'cluod-debug.log' に記録されます。クライアントツール(ec2 API ツール)が例外メッセージを表示するような場合や、何もしていないのに問題が発生していると思う場合(Xen がノード上で一切動作しない場合や、フロントエンドのネットワーク設定が通らないなど)も同様です。 クラスタ・コントローラ(CC)は、フロント・エンド上に存在しており、ログは 'cc.log' と 'httpd-cc_error_log' に記録されます。ほとんどの場合は、これらのログファイルを参照して問題解決を図ることができますが、ネットワークの問題が、とりわけ原因になることがあります。'cc.log' にはクラスタ・コントローラ自身のログを記録します。また、'httpd-cc_error_log' には、クラスタ・コントローラ実行時のランタイムが外部コマンドとして実行する際の、STDERR や STDOUT が記録されます。 ノード・コントローラ(NC)は、仮想マシン・インスタンスを実行するように設定されている、すべてのマシンで動作します。ネットワーク・コントローラ(NC)のログは、'nc.log' と 'httpd-nc_error_log' に記録されます。ほとんどの場合は、これらのログファイルを参照して問題解決を図ることができますが、仮想マシン・インスタンス事態の問題が、とりわけ原因になることがあります(例えば、インスタンスが稼働しようとしているように見えるのにかかわらず、実際には'pending'(保留)となっている状態です。このような場合は、直接インスタンスを停止させ、稼働できないようにします)。 ノード・コントローラのトラブルシューティング †
Walrus のトラブルシューティング> †
Block Storage のトラブルシューティング †
戻る:管理者ガイド (Administrator's Guide) 原文:http://open.eucalyptus.com/wiki/EucalyptusTroubleshooting_v1.5.2 |