RightScale プラットフォームと Eucalyptus †2008年11月4日、RightScale 社(RightScale, Inc) は、Eucalyptus をベースとしたクラウドのインストールをサポートすると発表しました。公開デモンストレーション環境の Eucalyptus Public Cloud (EPC) は、 RightScale プラットフォームの Eucalyptus Edition を通してアクセス可能です。 制約 †EPC 自身も含め、デモンストレーション環境は 評価目的のためのものですので、Eucalyptus Edition の機能は制限されています。具体的には、サービスの利用に当たって次のような機能制限や限界があります。
RightScale の Eucalyptus Edition へのサインアップ †1. RightScale のプラットフォームを介して Eucalyptus Public Cloud(公開クラウド)を使うためには、まず、Eucalyptus Public Cloud へのサインアップを行い、EPC 証明書を取得する必要があります。
(Eucalyptus ユーザーズ・ガイド?のセクション1と2を御覧ください) 2. それから、RightScale プラットフォームの Eucalyptus Edition に、次のような手順でサインアップを行います。
RightScale の Eucalyptus Edition を使う †インスタンスを起動するためには、あと2つのステップを踏みます。 1. ブラウザを使ってシェルへのアクセスを可能にするためには、少なくとも1つの SSH 鍵を RightScale プラットフォームを通して登録しておく必要があります(RightScale プラットフォーム上の鍵一覧では、これまで登録している鍵が表示されますが、EPC 向けにの登録や、それぞれの鍵をインスタンス起動時に指定することもできます)。 鍵を追加するには、 Design → Eucalyptus → SSH Keys を選び、右隅に表示される黄色い Add Key ボタンをクリックします。次に名前は好きなものを入力してください。既に SSH 鍵が作成されている場合、例えばプラットフォームの外で作成したもの(すなわち、インスタンスにログインするときに使用する SSH 端末のもの)を使いたい場合は、秘密鍵部分のファイルから、カットアンドペーストして利用することもできます。 2. インスタンスを実行する前に、少なくとも1つのセキュリティ・グループを作成しておく必要があります。Design → Eucalyptus → セキュリティ・グループ を移動します(一方、インスタンスを起動する前の状態であれば、プラットフォーム上で Eucalyptus Security Group が割り当てられています。しかし、インスタンスを起動する前には、セキュリティグループを作成しておいてください。)。また、現時点では完全にサポートされていないため、作成したセキュリティ・グループの権限(Permission)を変更しないでください。 インスタンスを起動する(start)には、Design → Eucalyptus → Images を押します。利用可能なイメージ一覧が表示(即座にブート可能な ttylinux という「おもちゃの」Linux と言われるものや、ブートに時間がかかる標準的な Debian イメージが提供されています)されますので、緑の「 play 」ボタンを押します。新しいインスタンスの Nickname は、適当に割り当てられます。変更したい場合は、インスタンスを起動する前に行っておいてください。もしもプラットフォームで、ノードを起動するリクエストをゾーンで受け付けられない旨の表示が出たら、どうか、時間をおいてからもう一度試してください。 インスタンスを停止する(terminate)には、Home → Dashboard 又は Manage Servers → Active Servers で表示される一覧で、インスタンスの横に表示される赤い stop ボタンを押してください。 Eucalyptus と RightScale を試していただいて、ありがとうございました! |