Block Storage(ブロック・ストレージ)を使う †Eucalyptus の Block Storage サービスは Amazon の Elastic Block Store とインターフェース上の互換性があります。そのため、EC2 コマンドだけではなく、euca2tools コマンドを使って制御することもできます。 以下の説明では、Eucalyptus チームが配布している euca2ools というコマンドライン・ツールを用います。インストールがまだであれば、これから作業をしてください。 作業は次のように行ってください。 1. ボリュームの作成 †ボリュームはゼロから作成することも、既存のスナップショットから作成することもできます。 euca-create-volume --size <size> --zone <zone>
例えば、 euca-create-volume --size 1 --zone myzone 上記は、1GB のボリュームが、availability zone "myzone" に作成されます。 スナップショットからボリュームを作成するときは、次のようにします。 euca-create-volume --snapshot <snapshot id> --zone <zone>
例えば、 euca-create-volume --snapshot snap-EF4323 --zone myzone 上記は、スナップショット "snap-EF4323" をもとに、zone "myzone" にボリュームが作成されます。 2. ボリュームの状態の確認 †euca-describe-volumes "available" にマークされているボリュームは、使用することができます。 3. ボリュームの追加(attach) †ボリュームは、既存のインスタンスに追加することができます(インスタンスの状態は euca-run-instances で確認できます)。インスタンスは、1度に1つのボリュームを追加(attach)することができます。 euca-attach-volume -i <インスタンスid> -d <ローカルデバイス名> <ボリュームid>
例えば、 euca-attach-volume -i i-345678 -d /dev/sdb vol-FG6578 上記は、追加されていないボリューム "vol-FG6578" を、インスタンス "i-345678" にローカルデバイス名 "/dev/sdb" として追加する場合です。 4. ボリュームの取り外し(detach) †euca-detach-volume <ボリュームid>
例えば、 euca-detach-volume vol-FG6578 上記は、ボリューム "vol-FG6578" を取り外しています。 重要! インスタンスの利用者は、block device を取り外すときには、確実にデバイスをアンマウントしておく責任があります。ユーザが使用中のボリュームを取り外す場合は、データの一貫性を保証することはできません。 5. ボリュームの削除(deleting) †euca-delete-volume <ボリュームid>
6. ボリュームからスナップショットを作成 †ボリュームのスナップショットを作成しておけば、いずれスナップショットからボリュームを作成することができます。 euca-create-snapshot <ボリュームid>
例えば、 euca-create-snapshot vol-GH4342 上記は、ボリューム "vol-GH4342" のスナップショットを作成します。 作成されたボリュームは、"available"(利用可能) か "in-use"(使用中) である必要があります。"creating"(作成中)の状態の場合は、ボリュームのスナップショットを作成できません。 7. スナップショットの状態を確認 †euca-describe-snapshots スナップショットを作成したボリュームは、"completed" にマークが付いています。 8. スナップショットの削除 †euca-delete-snapshot <スナップショットid>
原文:http://open.eucalyptus.com/wiki/EucalyptusBlockStoreInteracting_v1.5.2 |