Eucalyptus (OSS Elastic Computing) 日本語情報
Cephは,Linux Kernel 2.6.34 から実装された分散ネットワークファイルシステムです.
高い信頼性(リプリケーション,フォールト・トレラント),ペタバイトまで扱える拡張性,POSIX互換という特徴があります.
Cephは,OSD(Object Storage Device,MDS(MetaData? Server),Monitorの3種類のサーバから構成されます.
OSDは実際にデータの保存先となるサーバです.
データの保存先なので,サーバの台数,各サーバが提供するストレージ容量は大いに越したことはありません.
ファイルシステムとして,Btrfsが推奨されています.
MDSはファイルシステムのメタデータの管理を行うサーバです.
主にnamespace(ファイルとディレクトリ)の管理を行ないます.
その他に,セキュリティ,コンシステンシ,コヒーレントの管理も行ないます.
OSD と MDS となるサーバには高速なCPU,大容量のメモリが必要です.
Monitorはクラスタの管理を行うサーバです.
Monitorとなるサーバのファイルシステムの種類は特に指定されていません.
また,他のサーバと違いCPU,メモリはあまり使用しません.
以上3つのサーバは,それぞれ違うノードで動作させる必要はなく,1台のノードで複数のサービスを提供することも出来ます.