*仮想ネットワークとは [#t636adb1] OpenNebulaでは、ゲストOSに割り当てられるIPアドレスなどは、フロントエンドノードで管理しています。 *仮想ネットワークの定義ファイル [#q381a807] 以下のような内容で仮想ネットワークを記述します。 IPアドレスは、フロントエンドノードやクラスタノードが接続しているネットワークの物を使用します。 NAME = "vnet0" TYPE = FIXED BRIDGE = br0 LEASES = [IP=192.168.122.2] LEASES = [IP=192.168.122.3] LEASES = [IP=192.168.122.4] LEASES = [IP=192.168.122.5] LEASES = [IP=192.168.122.6] LEASES = [IP=192.168.122.7] ここではvnet0という名前で保存します。 NAMEの項目は、このネットワークを指定する際に使われるので 覚えやすい名前をつけた方が良いでしょう。 *仮想ネットワークの登録 [#f033b11c] ファイルを作成したら、OpenNebulaのデータベースに登録します。 # onevnet create vnet0 登録したネットワークは、onevnet listで確認できます。 # onevnet list NID NAME TYPE BRIDGE 1 vnet0 Fixed br0 2 vnet1 Fixed br0 ネットワークごとの、詳細な情報は onevnet show で見ることができます。 ネットワークの指定は、NIDでもNAMEでもでき、この場合はvnet0でも1でも見ることができます。 # onevnet show vnet0 NID : 1 UID : 0 Network Name : vnet0 Type : Fixed Bridge : br0 ....: Template :.... BRIDGE=virbr0 BRIDGE=br0 LEASES=IP=192.168.122.2 LEASES=IP=192.168.122.3 LEASES=IP=192.168.122.4 LEASES=IP=192.168.122.5 LEASES=IP=192.168.122.6 LEASES=IP=192.168.122.7 NAME=vnet0 TYPE=FIXED ....: Leases :.... IP = 192.168.122.2 MAC = 00:03:c0:a8:7a:02 USED = 0 VID = -1 IP = 192.168.122.3 MAC = 00:03:c0:a8:7a:03 USED = 0 VID = -1 IP = 192.168.122.4 MAC = 00:03:c0:a8:7a:04 USED = 0 VID = -1 IP = 192.168.122.5 MAC = 00:03:c0:a8:7a:05 USED = 0 VID = -1 IP = 192.168.122.6 MAC = 00:03:c0:a8:7a:06 USED = 0 VID = -1 IP = 192.168.122.7 MAC = 00:03:c0:a8:7a:07 USED = 0 VID = -1 Leasesとして、DHCPサーバのようにIPアドレスの使用状況を管理しています。~ ゲストOSを作成した際に、Leasesから空いているIPアドレスが割り当てられます。~ またMACアドレスはIPアドレスを元に生成され、00:03:以降の32bitにIPアドレスと同じ値が入ります。~ ここで割り当てたアドレスを実際にゲストOSが使用するためには、起動スクリプトなどで設定する必要があります。~ スクリプトの中身については[[ゲストOSのネットワークの設定>OpenNebula/ゲストOSのネットワークの設定]]を参照ください。 *リンク [#p7f5c843] -[[ゲストOSのネットワークの設定>OpenNebula/ゲストOSのネットワークの設定]] -[[Managing Virtual Networks 1.4>http://www.opennebula.org/documentation:rel1.4:vgg]]