Hibariは、多くのリレーショナルデータベース(RDB)と同様にテーブル単位でのデータ管理を行います。
但し、そのテーブルの名称については、Erlangにおけるatom(英小文字とアンダースコア「_」、アットマーク「@」のみを使用した文字列)に従った文字列である必要があり、カラム(項目)に関してはユーザの任意で決める事は出来ず、以下の5項目の定義に従った形となります。
項目名称 | データ型 | データ 格納箇所 | 項目内容 |
Key | バイナリ(binary) | RAM | 実データに結びつくキーを格納します。 サイズに制限はありませんが、RAM中に記録されるために、あまり大きなデータを入れることは推奨されません。 |
Value | バイナリ(binary) | RAMまたは ディスク | 実データを格納する項目です。 Keyと同様にサイズに制限はありませんが、実務的な速度を考慮し、16MB程度が推奨されています。 |
Timestamp | 数値(integer/t_time) | RAM | データが格納されたタイムスタンプが格納されます。 殆どの場合、時刻は自動的に格納されるためユーザが意識してデータを格納することはありません |
Expiration Time | 数値(integer/t_time) | RAM | データの有効期限を示します。 ゼロが格納された場合は、データに有効期限がない(永続的データ)として見なされます。 |
Flags | リスト | RAM | データについての様々なフラグを格納するための項目です。 データ取得時に、この値を元にしてデータの絞り込み等をかける事が出来ます。 |